岳沢ピクニック

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乗鞍ダウンヒル後、温泉旅館でまったりと過ごし、おいしいお酒とお食事で、極楽の一夜。ついついお酒がすすみ、少し飲み過ぎたかも。

あけて翌日も、朝から快晴。ご一緒いただいた皆様より少し早く旅館でおいしい朝ご飯を頂いて、上高地へ向けて出発。平湯アカンダナ駐車場から7:35発バスに乗り、上高地へ。

上高地からは、穂高連峰が丸見え。絵に描いたような景色とはこのことかと思うほど。

今日の目的はその穂高の下にみえる岳沢小屋までのハイキング。

上高地からは河童橋を渡り、岳沢湿原を通り、岳沢の登山口まで、約20分。木道などを渡りながらきれいな湿原をながめ、また、穂高の山並みを見上げ、しながらのんびり歩く。

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岳沢の登山口からは、一般の観光客はいなくなり、しばらく歩くと、さっきまでの上高地の喧噪がうそのような静けさ。しかも手つかずの濃い自然がいっぱい。

さらに、40分ほどあるくと、岳沢名物の風穴が。冷たい風が吹き出す天然クーラー。

歩いてほてった体に気持ちいい。

天気が良いのはいいが、良すぎて暑いので、少しバテ気味になる。夕べのお酒のせいか?

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さらに1時間30分ほどあるいて、やっと赤い屋根の岳沢小屋が見える。

以前の岳沢ヒュッテが雪崩で崩壊して、2年。今年、新たにオープンしたばかりのぴかぴかの山小屋。

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ふうふう言いながらたどり着いて一休み。僕はカレー。izumiちゃんはざるそばを食べる。

窓からは昨日行った乗鞍の山が真正面に見える。ちょうど窓枠が額縁のようになって、きれいな風景画を見ているよう。

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食事をし、休憩したあとは、小屋の付近を散策。万年雪などをながめてから、下る。

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今回、穂高の山々を間近に眺めて、今度は穂高の頂上までと思いを深めた。

なにせ、出会う登山者の方々から、上りでは「明日も天気は良さそうですよ」と翌日登頂するものだと決めつけて声をかけられ、下りでは、「昨日の涸沢はにぎやかでしたか」と縦走してきたものとして声をかけられ、ただのピクニックですというのがなんだか恥ずかしいほどだったから。

今度は胸をはって、「吊尾根からの景色は最高でしたよ」って言いたいものだ。